TALK1,恋の悩み

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パチ 目を開けて見るとそこは自分の家だった 『な…ん…で…』 一粒の涙がポロリ… その涙は安心の涙じゃなく…悲しみの涙だった 願う力が弱かったのかな それともぺてん師だったのか… 『何泣いているのですか?貴女は選ばれた人間ですよ』 旅人はいつでも突然 『!?magicさん。よっ…良かっ…た。でも…選ばれた…人間って』 ボソッ『誰がmagicさんですか。私はtrickなんですけど…』 『あの?』 『はい。星を触ればその願う力がどれ程大きいか解るんですよ。そして、最大限に力を引き出し、想う力が消えないか試すのです だから、今は感情が高ぶっているはずですよ 』 『私は…私の願いは叶うのか!?』 『まだ安心は出来ません。後は貴女次第。貴女の一つ一つの選択が鍵となります。 私がするのは、相手の心に隙を作り好きになってもらう可能性を高めるだけ。 今の貴女のために出来る事はこれだけです』 私の選択によって決まるのか… ガチャ 『鈴音具合大丈夫?』 『お母さん!!えっえっとね、この人は私の友達なんだ!!』 クスッ 『何が?誰もいないわよ』 『あれ?』 もうその時には旅人の姿はなかった
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