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ここは魔界と地獄の狭間…
暗い闇の中で横になり何かを見上げる者がいた…
セ「ふぅ…
坊っちゃんが亡くなってからはや半年…
退屈だ…
何か面白い事はないか…」
「…ギャンギャン…」
遠くからケルベロスが叫び声が聴こえる…
セ「嗚呼、こちらの世界には彼女がいない…
またあえるのか?…」
彼女と言うのは猫の事である。
セ「出歩くとでもするか…
まぁ、歩ってもただの荒れ地を徘徊するだけだが。」
カツッ カツッ カツッ…
何の音も聞こえない世界…
そのなかで歩く音がただただ響き渡る…
しばらく歩くと前には光の扉…
私はここから現世に渡りあの坊ちゃんのいた儀式の場所に舞い降りた訳だ…
今は無理だが…
…ふと、目を閉じあの時の事を思い出す…
セ「坊っちゃんのあの哀れな姿…
また拝みたいものだ…フフッ…」
そんなことを考えていると急に無重力状態になった…
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