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そして、運命の日がやってきた。
俺はいつも着慣れたスーツ姿で応接間に待たされる。
待つこと5分。
予定通りの時刻に相手は家に来たようだ。
部屋のドアが開き、まずは相手方の両親が入って来る。
緊張の一瞬だ。
かなり人の良さそうな中年夫婦といった感じで少しホッとする。
それに続いて、ブレザー姿のどう見ても女子高生にしか見えない少女が入って来る。
しかも、無茶苦茶に可愛い。
肩まで伸びた黒髪。
目元はぱっちりしていて、背は160㎝程だ。
妹まで連れてきたのか…?
最後に俺の両親が入って来た。
って、あれ?
俺が少々困惑している間に、親父が口を開く。
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