君はいつだって元気だった

早速、やってくれました

所要時間、０，１秒。

自分でも最速の所要時間で、考え出した答え。

なるようになる。

最早考えるのがだるかっただけだ。

沙「う～ん……違うなぁ……。」

沙良が少しずつ、俺に近づいてくる。

俺は心の中で、平常心…平常心！と唱えながら何食わぬ顔で座っていた。

沙「う～ん……あれ？」

どうやら俺に気づいたようだ。

じっ、と沙良は俺を見る。

俺は、沙良に微笑んでみた。

………顔を逸らした。

しかし、沙良はまた俺を見る。

俺はまた沙良に微笑んでみた。

………やっぱり、顔を逸らした。

それ以降、沙良は俺を見る事なく、無事に通り過ぎていった。

うん、なるようになったな。