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女装が終わり、俺は体育館に戻ってきた。
周りのみんなは、何やらヒソヒソと話している。
信「うぅ……もう嫌……。」
俺は身を縮こませながら、佳奈に近づく。
信「ただいま…佳奈……。」
佳「………誰?」
俺はこの世の終わりのような顔になった。
信「ひどい……彼氏の女装した姿が分からないなんて……。」
佳「えっ!?……信君……?」
俺が頷くと、佳奈は固まった。
信「……佳奈?」
俺は固まった佳奈の目の前で手を振るが、反応がない。
信「あの…佳奈…?もしもーし……はぁ…やっぱり彼氏が女装した姿なんて嫌だよな……。」
俺は俯きながらそう言った。
しかし、佳奈は違った。
佳「ううん!!信君、いい!!いいよ!!!」
なんかすごいテンションが上がっている。
ちょっとだけ、俺は引いた。
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