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「ぼおーっとしてて、私てっきり右から左に自己紹介していくものだとばっかり思ってたから……」
「えっ?あぁ、そうだったんだ」
と、佐藤渚さんは申し訳なさそうにペコペコなんども謝る。
……よく考えれば当たり前だよな。初対面の人にムチャブリされるわけがないし。
加えて自分で言うのもなんだが、俺ってボケるキャラに見えないと思うし。(ここ重要)
「って、その左にいる私は聞き捨てにならない!!?」
そして何やら小さい女の子がまざってきた。
本当に小さい。こんなことを言うのは失礼だが、中学生(つい最近まで中学生だったのだが低学年)にしか……下手したら小学生にも見えなくもない。
「本当なら、愛里に滅多にない仕返しが出来るはずだったのにい!!」
「へへん!それはそれは残念でした~!」
ああ、二人は知り合いなのか。通りで。
俺の頭の中で全てが繋がった。
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