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「まぁゆっきー週番好きなんだからいいじゃん。この前だって、黒板の週番者を書く欄に、二つの名前が並んでいるのを相合傘風に変えて『お、これってもしかして恋人みたいじゃない?うふふ』って一人で盛り上がってるのを目撃し……あ、ヤベ。これって言っちゃいけないことだったな……」
「勝手に話作んな!そして光も俺の目からそらすな!!いや、ホント!!!勘弁してください!!!」
「あー、別にいいんじゃない?……うん、私には関係ないし誰にも言わないよ。
あ!渚?今ねぇ、優がねー」
「言う気満々じゃねえかコンチクショウゥゥウ!!」
「優様。大丈夫です!過去の優様の週番は私と一回やりましただけです!!」
「おっ、そうだったな。なら大丈夫--ってなんの解決にもならねえよ!!」
コイツの冗談は冗談にならない。
過去にいくら、変な噂が広まりそうになったか……。
いや、本当に愛里の冗談だからね?
そんな会話をしていると、光の演技ではなく、本物の彼女が入ってきた。
「やぁ、優君。なんか悪いねぇ~!私ばっかり楽して~」
「あぁ、全くだ--おい、光。渚の耳に何かを呟くんじゃない」
矢代 優。
妙欄寺 杏。
佐藤 渚。
里中 愛里。
駒吹 光。
この俺を含めて五人が、一番仲がいいグループだと思う。
ドタバタと毎日色んなことがありながらも、楽しくやっている。
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