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「今日はライブに来てくれてありがとう!!」
「「カイトーっ!!」」
「楽しんでくれよ」
「「タクヤーっ!!」」
「皆愛してるよー!」
「「マサトーっ!!」」
「今日は楽しんでいけよ」
「「ナナセーっ!!」」
「今日は良い日にしようね!」
「「ユキトーっ!」」
皆さん、初っぱなからハイテンションです…
凄いパワーで怖い…
唯一救いなのは座席があること。ずっと座っていよう。
新曲からデビュー曲まで、いろんな歌の間にトークを交えたりとライブは終わりに近づいてきた。
カ「ライブもあと少しになりました!」
「「えーっ!」」
マ「今回の一大イベントの抽選を始めるよ!」
ユ「僕たちが番号くじ引くよ!」
何やら大きなクリアボックスを2つ持ってきた。中には大量の紙が入っているよう。
柑「当たりますように当たりますように…つか、当たれ当たれ当たれ当たれ当たれ当たれ当たれ…」
『柑南、それ願掛けじゃなくて呪いに近いよ…』
柑南の真剣な表情に、少し引きながらも目線を前に向けた。
カ「じゃあ、まず俺から」
ガサゴソと箱に手を入れて、二枚ほど抜き取った。
カ「9062番と50147番の人!」
どこかで叫び声が聞こえた。
タ「4801番と347番」
十の桁と一の桁は全然出てこないみたい。
マ「86574番と1855番だよ!」
ナ「91番と…77…」
ま、まさかっ…柑南当たる!?
ナ「1番。771番だ」
柑「いやーつ!!オシイッ!」
あーあ…機嫌悪くなるよ…
ユ「ラスト二人だよ!えーっと…6527番と」
あ、柑南死んでるよ…
ユ「あ、オシいね!最後の人は776番の人だよ!」
あーまただ、柑南惜しかったな…1差なんてさ。
てか、776とか、凄い残念な数じゃん…
ん?776番…?
柑「あ、葵!!」
『はぁぁぁぃぃぃい!?!』
まじかよ!当たっちまったよ!?嫌だよこんなの!!勘弁してよ!!
柑「凄いじゃない!葵、大量に写真撮りなさい!」
『い、いや後ろの人がつっかえるから…』
柑「バカね!呼ばれた順だから最後よ!」
何だか復活した柑南に行かないとは言えなかった。
言ったら殺される…
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