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スタッフという名のあの世の案内人。
今、にこやかに案内するスタッフが憎らしい…
クソぅ…今透明の銃があるなら、確実にこの人撃ってる!
心の悲痛な叫びは、スタッフの「どうぞ」の言葉でかき消された。
『し、失礼します…』
落ち着け、落ち着け私っ!冷静になって仕事を順調に終わらせるんだ!!
マ「おめでとう!君が776番の子だね!」
ガチャリと扉を閉めた瞬間、あのマサト(だっけ?)に抱きしめられた。
ギャーッ!!?!早速あの世直行だよ!?助けてっっ!
マ「あれ?皆叫んだりするのに、冷静だね!気に入ったよ!」
叫んでますよ!?心の中で死ぬほど叫んでますよ!!あまりの事で声が出ないんですよ!?
『え、あ…ちょ』
カ「マサト、放してやれよ。驚いてるんだよ」
マ「ごめんごめん」
カイト(多分)に言われてふ、と離れたマサト(だと思う)。
助かった…後三歩ほどで三途の川渡り切りそうだったよ…
人間としては多分好きだと思うよ!カイトさん!!
『え、と…あの…』
サインサインサインサイン…
バックをあさり、Tシャツと色紙二枚を取り出し渡した。
『Tシャツと色紙一枚に皆さんのサインと"柑南へ"と書いてくれますか?』
よしっ!よく言った!偉いぞ私!
ナ「俺達のTシャツ買ってくれたのか」
『…え、と…友達なんです』
マ「嬉しいなぁ!」
タ「次、ナナセ」
ナ「お、了解」
次々と仕事が片づいていく。
かなり助かる…
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