29人が本棚に入れています
本棚に追加
カ「はい、柑南ちゃんの分のサインは終わったよ」
マ「次は君の分かな?」
『あ、はい』
本当はそこまで欲しくないけど…貰えってしつこいから…
カ「えっと…名前は?」
『あ、名前はいりま―――
「葵ちゃんだよ。榊原葵ちゃん」
"いりません"という前に誰かに遮られた。
な、何で名前知ってるの!?
個人情報流出じゃん!!
ナ「何だ、知ってるのかユキト」
ユキト!?あれか!癒し系とか言う輩か!私の番号を引き当てた輩か!!
『な、何故に名前を…』
コンサートでは個人情報は流出するはずない!何故だ!?
ユ「酷いなぁ、わからないの?」
わからないんだよ!!
私の前にひょっこりと出てきたユキトさん。
会場からは小さく見えたが、こう近いと私よりも身長高いな…
ユ「わからない?」
『いや、その……』
ぐいっと近づいた彼の顔。
近い近い近い近い近い近い近い近い近ぃぃぃぃいっ!!
『いや、あの…近すぎて視点が合わないんですけど』
ユ「相変わらずだね」
何が!?何がですか!?
最初のコメントを投稿しよう!