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覚悟
病院を出た僕は足が重く、気が重く、なかなか歩いても、家に辿り着かない。
なんて言おうか…
心配かけるからこのまま言わないでおこうか…
きっと泣くだろうな…
やっと家の前まで辿り着いた僕は、どんな顔をして帰ればいいのかわからなくて
自然に涙が溢れ出してきていた。
やっぱり死ぬんだろうか
死ぬのか
短いような長いような人生だったなぁ…
でも、まぁ、悪くない人生だったよな、きっと。
惜しまれて死ねるうちが花だと誰か言ってたような…
死ぬのも悪くないかもしれない
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