能力の目覚め

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『あ~、たりぃ…。』 (俺は二宮威。15歳の高校一年だ。ちなみに、今は屋上でサボっている。) [キーンコーンカーンコーン…] 『うし、6時間目終了っ!さて、帰っ…』 「コラッ!威!また授業サボったでしょ!」 (このうるさいのは、幼なじみの佐藤薫。何かと口うるさい、お節介な奴…) 「何一人でぶつぶつ言ってるのよ!ほら、早く帰るわよ!」 『一人で帰りゃいいじゃねぇか。高校生になってまで何でてめーなんかと帰んなきゃなんねぇんだよ!』 「あら、そんなこと言って…ホントは一緒に帰りたいくせに。学校一の美女と一緒に帰れるなんてこれ以上ない幸せじゃない。」 (聞いてのとおり、薫はかなりかわいい。そのため、変な輩に狙われることも少なくない。…まあその度に俺が撃退しているのだが。)
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