始まり

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「アレェ~ン、終わったぁ?」 突然現れたハートの形をした扉からでてきた少女が、先程の少年に声をかけると"アレン"と呼ばれた少年が振り返った。 「えぇ、ちょうど今破壊し終えたところです。それよりどうしたんですか?ロード。」 「千年公がアレンを呼んでたから向かえに来たのぉ~~。」 「そうですか…。じゃあ早く帰らない行けませんね………。ちょっと待ってください。」 そう言うとアレンはもう動くことのない、人だったもの達のほうを向き、トランプを取り出す。 「憐れな人間どもに神の裁きを………。」 そしてトランプをばらまいた。 「さぁ、帰りましょうか。」 扉に入っていく2人の額には揃って7つの十字架があった。
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