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ピピピピピッ。
けたたましい機械音が、俺の眼ざめを促す。
携帯のアラームが示していたのは、午前7時半。
「……!?ヤベッ!また二度寝したっ!」
昨日、姫川が帰った後、俺は春日の“思い込み”を払しょくさせるための言い訳を、必死に考えていた。
だが、あの状況をどう覆して説明すればいいのか。
言えば言うほど、嘘くさく聞こえそうだ。
そんなこんなで、寝つきが悪く、これまた朝寝坊&二度寝をする始末となってしまった。
「くそっ!朝メシ食べてる時間もないな。急がないと!」
財布、携帯、鞄を持ち、慌てて玄関へ向かう。
ガチャッ――
バタンッ――
俺が玄関で靴を履こうとしたちょうどその時、隣からドアを開ける音が聞こえてきた。
――春日、か?
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