第四節:夏の静寂

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「姫川――――!!!」 ここは、姫川姫子(本名:木村一雄)が勤めるBar zehen。 カウンターの中には、姫川とこの店のマスター。 カウンターに座っているのは、俺と朝、衝撃の出逢いをした、春日。 そう。 あの朝の出来事があまりに衝撃的だったため、俺は今日一日頭が混乱した状態だった。 仕事は手に付かず、授業でも進める行程を間違うなどボロボロ。 おまけに、春日の正体を姫川はとっくに見抜いていたときた。
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