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真暗な中世の暗黒の昔。 年老いた王が亡くなり、跡を継いだ若き王。 《愁いの王》と呼ばれることとなったその王は受け継いだ全ての領地を臣下に与え、自らは一人の臣下も持たぬ孤独な王になろうとした。 宮殿の奥深くに閉じこもった王は、名のある老いた大工に命じる。 遠い紺青の水平線の上に自分がたった一人で住むための城、他の誰にも到達不可能な城を作れ、と。
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