待っています。(切

4/4
前へ
/4ページ
次へ
私は、「横津田 悠利君」と書かれたプレートが掲げられたドアを開け、中にあるベッドの近くにあるイスに座った。 「………ねえ悠利、今日は良い天気だよ。それに風も気持ちいい。」 私はそう言うと、本当にそっと、気を失った様に眠る悠利の頭を撫でた。 「…クスッ…もし目が覚めたら、私を「女と思った」なんて、言わせないからね……」 …君が女じゃなくても、私に嘘をついていたとしても…。 …まだ好きなんだ。 だから君を、今も、ずっと…………待っています……。 END
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加