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私は、「横津田 悠利君」と書かれたプレートが掲げられたドアを開け、中にあるベッドの近くにあるイスに座った。
「………ねえ悠利、今日は良い天気だよ。それに風も気持ちいい。」
私はそう言うと、本当にそっと、気を失った様に眠る悠利の頭を撫でた。
「…クスッ…もし目が覚めたら、私を「女と思った」なんて、言わせないからね……」
…君が女じゃなくても、私に嘘をついていたとしても…。
…まだ好きなんだ。
だから君を、今も、ずっと…………待っています……。
END
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