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その日の朝、バニラが死んだことで大騒ぎになった。王は、バニラが行方不明になった、ということにした。
あれから20年後、そのバニラの息子は王として即位し、結婚をする。2年後、その妻との間に子供が生まれた。その子供は「シャローム」と名づけられた。
驚くことに、生まれた赤ちゃんは黒い色の鍵を持っていた。その黒い鍵はいろいろと問題になった。
数年後、シャロームの父は御神木様へ相談した。御神木様から、シャロームが10歳になった時に護衛となる者が現れるだろうと予言した。そして、その護衛と共に、御神木様しか知らない泉でその子供を匿おう、と言った。王は、その事を承諾した。
その後、シャロームが10歳となり、護衛である者が予言どおり現れた。その護衛は隋天使と人間のハーフであった。
シャロームと、シャロームによって「モロスコ」と名づけられたハーフは泉へと匿われた。
黒い鍵の伝説がいよいよ始まった。
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