そして学園へ

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その日、いつもどおりに、殺さないまでも動けないようにしていた俺に、ある声が聞こえた。 「全員、攻撃やめ!!」 ウィロウ国の兵士の隊長格らしき男の声がすると、ウィロウ国は俺達から距離をとった。 そして、ウィロウ国のその隊長が俺達の前に出てきた。 そして、その光景を見た俺は我が目を疑った。 「ち、父上!!」 「アレン……」 隊長や、他の兵士に捕らえられたトゥーリア国王だった。 「我々の勝利だ!!武器等を捨てろ!!」 皆敵の言う通りにする。一国の王が捕らえられては、戦意喪失してしまうしな。 俺も大人しく従った。そうして、俺は捕まり、ついこの前までいた、ウィロウ国のヴィルヘルム収容所に入れられた。 そのとき、アーサーはどうなったかは分からなかった。 数日して、アーサーが収容所に連れてこられた。その顔は、酷くやつれていたな。 どうやら、俺と話をするために来たようだった。
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