そして学園へ

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そうして、1週間前、俺の事実を全て覆す出来事が起こった。 その日は、この収容所に新たに囚人が入ってきた。その囚人は、警備兵にかなり抗議していた。 その声はかなり大きかったから、俺のいるところまで聞こえた。 「ふざけるな!!俺たちはアーサー王の政治に苦しめられているんだぞ!!」 この叫びを聞いた瞬間、頭の中が真っ白になったよ。だって、トゥーリア国は負けたのに、アーサーが政治をやってるんだ。 俺の中の全てが崩れた。だとしたら、俺はなんのためにこんなところにいるんだ? でも、ただひとつ、言えることがあった。それは、裏切られたことだ。 俺はそれらを理解すると、魔法を使い、この収容所を破壊した。 そうして、外の世界に出たんだ。全てを確かめるために。
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