そして学園へ

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ミーネはしばらく考えると、杖の先から水を出現させ、アレンに纏わせた。 「今は息ができるはずだけど、変なことしたら、その水を一気に肺まで流すから」 ミーネはそう言い残し、自分の部屋に入っていった。 そのころアレンはため息をついていた。 (結構やることがすごい女だな) ◆ 数分後、ミーネが戻ってきた。服装が先程とは違い、制服のような服になっていた。手には荷物を持っている。 ミーネは杖を振り、アレンの水を消した。 「これから、学園に行く。そこで、学園長に会ってもらう。アンタの話が信じられるかどうか判断してもらう。当然、逃げようとは思わないで」 「分かってるよ。俺は窒息死なんかしたくないからな」 ミーネが玄関を開けようとしたとき、アレンに振り返った。 「アンタ、このままの姿で行くの?」 「あ、そうだった」 アレンはそう言うと、掌で何かを包み込むようにした。その瞬間、アレンの右目が若干光った感じがした。 すると、そこに光が集まってくる。アレンはその光を全身に纏わせると、その姿はミーネが助けたときの姿に戻った。
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