第一章 はじまり~WIND~

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台風の中にいるような風。 なのに話し掛けてきたミホは不気味な笑顔でヒロに向かってくる 「うわッ!!!」 突風によりヒロは数メートル飛ばされた倒れてしまった。 何で…あの女は倒れないんだ? あの突風の中… 平気なのか? そう思い立ち上がろうとした。 次の瞬間… スパンッ! 音とともにヒロの頬から血が滲み出ていた。 「…ッテェ!…な、なんなんだよ!?」
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