第一章 はじまり~WIND~

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ヒロは両腕を前に出し風を凌ぎながらミホの方を見た この風は…自然に起きている物ではない。かと言ってこの女が何か使っているのか? 超能力者…そんなものが現実にあるわけがないけど この現状を考えると… ヒロが考えている最中ミホは確実少しずつ近づいてくる 考えている前に確かめないといけない! 「お、お前は何なんだよ!! いきなり一緒に死ねって言われたって意味分かんねぇしッ! 説明しろ!!」 ミホは少し驚き笑いながら話し始めた 「…あの夢を見なかったの…?」 ――夢……!? 「なんだよ!?夢って!!」
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