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-日本-
光の一つ、一つが鮮やかな流星群が線のように流れていた。
時刻は夜中の2時を過ぎてた…
「…めっちゃ綺麗」
ヒロは、ふと窓越しからその光を見た。
テスト勉強していた手を止め、ベランダに出る。
「これ…あいつも見てんのかなぁ?…この時間じゃ~あのバカ寝てるよなぁ…」
俺はそんなことを思い、携帯を取り出し写メを撮った。
…カシャ!
「あのバカに…見せてやるか」
俺は瀧澤 比呂【たきざわ ひろ】
高校三年で、ある事情で父方の祖父母の家に厄介になってる。いわゆる居候みたいなもんだ。
「あいつが喜んだ顔を見るのが楽しみだなぁ…」
ヒロはそう思うと、携帯を閉じテスト勉強を切り上げ、寝ることにした。
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