第一章 はじまり~WIND~

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「う、うわあぁぁぁぁー!!」 ヒロは飛び上がるようにして夢から覚めた。Tシャツは汗でびっしょりになっていた。 「夢かぁ…何だったんだあの声は…」 「ヒロー!遅刻するよ!ミクはもう起きたよー!」 ばぁちゃんの声が一階から呼ぶ声がした。 時計を見ると、まだ6時半だった。 「…ばぁちゃん、いつも早いんだよ…」 ヒロはぼやきながら、シャワーを浴びるため部屋を出て脱衣場に向かった。
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