華紅春

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15歳になった紅春は、妓女(遊女)として生きていた。 紅春は都で一番の遊女として有名になった。 漆黒の髪に、薔薇の花さえはじらう唇、琥珀の肌に、全てを受け入れる純潔な身体、そして、透明な歌声…。 どんな男の心も体も蕩かす紅春に、溺れきらぬ者は誰ひとりいなかった。
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