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こんな暑い夏に集中なんか出来るかよ‥と、ブツブツ独り事を抜かしていると後ろから肩を叩かれた
「あ?」
そう言って振り向いてみると、幼なじみの俊祐がニヤニヤと気色悪い笑みを浮かべながら
「お前、綾の事好きなのか?」
‥笑えるな、俺が綾を好き?
【綾とは、同じクラスの超モテ仔ちゃんの事だ。】
「そんな事ある訳ねぇだろ」
「本当かよ~(笑)」
‥しつけぇ、俺は好きな奴なんか居ないし、作ろうとも思ってないのに。
「綾は友達だし、眼中になんか入ってねぇよ」
「‥ふぅん、なんだつまんね」
‥つまんね、ってなんだよ!!
「そんなに言うなら俊祐が付き合えばいいんじゃねぇの?」
「ばっきゃろ!!俺は巨乳がいいんだよ!!」
‥そうだ、こいつ巨乳好きなんだっけ‥
俺にはそんなの全っ然分かんねぇわ。
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