キャンプだよいろいろと

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「おいっなに言って…んんっ。」 俺の言葉を遮るようにキスをしてくる麗。 「ん…はぁ……んぐ………。」 クチュクチュといやらしい音が部屋を支配する。 このまま流れで行ったら麗を押し倒してしまうだろう。 でも…………。 「そこまでだ、これ以上はな……。」 そう言って麗の肩を持ち俺から少し離す感じにした。 「え………ゆぅは……嫌だった?」 そのせいなのか麗は悲しいような何かショックを受けたような表情になると目頭に涙を溜めてしまっていた。 「そんな事は無い、ただ……お前を大事にしたいだけなんだよ。」 「ゆぅ……ありがと。 でも……ゆぅだから……大丈夫って…思えるんだよ。」 そう言うと今度は優しく抱きついてきて………。 「だけど……今は………これで我慢する。」 そう言うとギュウっと抱き締めてきた、だからって訳じゃないけど、俺もしっかり抱き寄せてやった。 それから少しの間は抱き合ったままで他愛ない会話をした。 たったそれだけでも、麗となら何より楽しいんだよな。  
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