キャンプだよいろいろと

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「悪かったって、とりあえず早く行こうぜ?」 麗の頭にポンッと手を置いてわしゃわしゃ撫でた後、ゲームとやらをするために部屋を出る。 「あ……待って……わたしも行く…………。」 麗も膨れっ面のままではあったが、しっかり俺の腕に抱き付いて来た。 それはもう強く抱き付いてくるもんだから腕が胸に挟まれて気持ち……………やめよう……変態から戻れなくなる。 てことで俺たちは要…もとい夏樹さんの部屋に来た。 「やっと来たか、軽い遅刻だけど部屋でハッスルしてたんだし今回は許してやるよ。」 「してねぇよ! だから麗も照れるな……逆に怪しいから………。」 もう真っ赤に染まる麗は亮の卑猥な発言によりショートしているし………。 「とりあえずゲームしようよぉ。」 場の空気をかき消すかのように夏樹さんが割り箸を天に掲げて叫ぶ。 それにより今までの微妙な空気は消えて、みんなの視線が割り箸に移った。 見た感じ、合コンでの王道である王様ゲームだな。
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