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「王様だ~れだ!」
なんて言いながら割り箸をふりまわすのは夏樹さんだ。
あのあと俺たちは割り箸を取り、円を描くように座り今に至る訳だ。
「あ…俺だな。」
どうやら最初のキングは亮のようだな。
まぁ最初は軽いのから入るのが定義だから亮でも多少は安心できるな。
「最初だから適当な線で……1番と2番がキス!」
適当じゃねぇ………軽くもなく重いじゃないか!
「あ……わたし1番だよ。」
おずおずと割り箸を見せる麗……………相手が要だったら斬ってやる。
「2番……私なんだけど、どうする?」
西井なら要よりはマシだけど………麗と西井のキスとか………エロすぎるだろうよ。
なんて思っているうちにも夏樹さんからのキスコールで急かされる。
「よ、よし! 麗行くわよ!」
気合い入りすぎたバカヤロー………。
「うん……いいよ。」
チュッ
「し、しちゃったよぉ! 麗とキス……はぅぅ。」
西井……顔面火山により大破…もとい悶え死んだ。
「ゆぅ……口直し………チュッ…………。」
あぁぁぁぁ………てか照れないでくれ……俺も恥ずかしいから………。
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