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「まぁ、取り敢えずごめん…………。」
「ん………うん……。」
照れてる場合じゃないだろってな感じだが、この際いいとしよう。
「亮、今回は見逃してやるが次は無いからな! じゃあ帰るぞ麗。」
そう言って亮を軽く睨むのを忘れず麗を呼ぶ。
「うん………分かった。」
麗はそう返事を返してきたので、妙に突き刺さる視線を回避しつつ教室を出た。
確か冷蔵庫は空に近い状況だったし、
取り敢えずは家に帰る前に食料確保の為にスーパーだな。
「よし、俺は今からスーパーだけど麗はどうする? 帰るなら送っていくぞ。」
学校を抜け出し取り敢えずスーパーに向かって歩いているなか麗にそう言った。
「わたしも……行くよ……後もう一つ。」
「ん? 他に行きたい所でもあるのか?」
どこにせよ着いては行くが一応聞いておくのもありだな。
そして少し間を置いた後…………。
「今日から……ゆぅの家に住むからね。」
あぁそうか…………って………えぇ!?
ん?多分幻聴なんだ……きっとそうなんだ…………。
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