海なのだよいろいろと

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「ゆぅ……わたし……もう…我慢できない………。」 何やら宜しくないスイッチが入ったであろう麗はそう言うと、軽くもたれ掛かってくる。 「なっ!? ちょ、ちょっと待て、今はヤバいから、家でなら好きにすればいいから、な?」 一生懸命に理性を駆使して麗を宥めるごとく言い聞かせてやった。 それを汲み取ってくれたのか麗は。 「むぅ………分かった……我慢する………家に帰ったら約束だから………。」 まぁこれで麗による誘惑は回避したし、今ので焦ったせいか息子も落ち着きを取り戻したし一安心だな。 何て感じに落ち着いて、麗とまたイチャつきだした頃。 「やっぱりいきなりやるのは難しいもんだな。」 何て言いながらボードを抱えてサーファーへと昇華した亮が戻ってきた。 「そんなことなかったよ! 亮……かっこよかったよ。」 サーファー亮の帰還に西井はほんのり頬を染めて賛辞をおくる。 「確かになぁ、初めてやってあれだろ? 練習したらプロも夢じゃないな。」 「そ、そうか? なら続けるのも悪くないか。」 久々に照れた亮を見た気がするな。 西井はそれを見て幸せそうな顔してるし。 麗は俺に抱き付いたまま離れないし。 まぁ楽しいなら何でもありなんだよな!
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