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おっと、今思えばもう1時じゃないかよ。
腹も減ってきたし飯でも買いに行くかな。
「よし、そろそろーーー」
「まだ帰らせないぜ?」
わざわざ遮ってまで帰りたくないんだな…………。
「違うっての、そろそろ飯でも、と思ったんだよ。」
俺の言いたいことが分かったのか、それをみんなは肯定した。
「じゃあ俺と麗で行ってくるから、お前らは向こうの岩陰でよろしくやってればいい。」
俺はそう言って、麗に目を向けると、麗も腹の上にいる形ではあるが頷いてくれた。
「綾、岩陰行きたい?」
俺の軽口を真に受けるバカ……もとい亮は西井にそう言っていた…………バカだな。
「さ、流石に……外は無理かも……あの観覧車の時のあれでさえ恥ずかしかったのに無理だよっ。」
西井はもうオーバーヒート寸前だって感じに顔は真っ赤に染まっている。
観覧車ねぇ……あん時の西井は確かに恥ずかしいのを極限に味わいましたって顔してたからなぁ。
何があったか今度亮に聞いてみるかな。
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