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まぁ今は観覧車がどうとかより飯の買い出しが先決だな。
「じゃあ麗、あんなのほっといて行こうか。」
「うんっ………行く!」
麗もこうやって元気に返事を返してくれたのでちゃちゃっと買って帰る事に。
てことで海の家に向けて歩いている。
やはりサーフィンのできる砂浜には海の家の数も少なくめぼしい物がなかったので一般の砂浜まで行くことに。
ふと麗を確認すると俺の横をちょこちょこ早歩きで着いてきていた。
何とも可愛らしい小動物でも見ている感覚だな。
とりあえず頭をくしゃっと撫でてやった。
「うゅ? どした……の?」
急になもんでビックリしたのか目をパチクリさせている麗。
「いやな、なんか可愛いなと思ってな。」
ホントに麗を見てると和むな、もう自然に顔が緩んでくるんだもんな。
「あぅ………そんなこと……うぅ……バカ………。」
なんだよバカって、とは言っても嬉しそうにしてやがんな。
言ってる事とやってる事が違うってこういう事なんだな。
「もう……離さないから!」
怒ってるようで、ただの照れ隠しなのは見て分かるんだよっと。
てか今度はガッチリ腕をホールドされましたよ………。
やっぱり腕が胸に挟まれて大変だわこれ。
しかしまぁ本気で照れる麗はやはりいいね!
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