君と歩く道

海なのだよいろいろと

それから元居たパラソルの所に戻ってみるものの………。

｢あいつら居ないな………まさかマジで岩陰でってか？｣

いやはや……こりゃどうしたらいいやら分からんね。

｢ゆぅ……岩陰……行こ？｣

｢ん？ まさか亮やら西井みたく岩陰でよろしくしたいのか？｣

まぁしたいとか言われても全力で無かったことにするけどな。

｢そんなこと……あるかも………でも外は……恥ずかしいから………家に行こ？｣

う～ん………どうやら麗の中では亮と西井を探すより家に帰るという結論に至ったみたいだな。

｢今は変態ナルシストに成り下がった亮を探そうか、家に帰れば好きなだけやればいい。｣

まぁ、あえて何をするかは避けて置いたさ。
こう言えば後からいくらでも言い訳がきくからな。

麗は、好きなだけって言葉をぶつぶつ言っていたが、気にしたら負けだ。

そんなことより、亮どこだよマジで。