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なんて感じに和みながら昼食をとる俺達。
そして俺が焼きそばをズルズルと音をたてながらすすっていると、徐に亮が何か言ってきた。
「前から気になってたんだけどさ、何で裕太が伊吹さんと付き合えたんだ?」
いきなり無粋な発言をかましてくれるぜまったく。
ビックリして焼きそばがちろっと鼻の方に行くもんだから。
涙と一緒に豪快なくしゃみが出ちまった。
あぁ眼前に横たわる鼻水の付着した焼きそば………汚ね。
「まったくお前は、少しはタイミングを考えろ。」
「まさか鼻から焼きそば出すとは思わないだろ。」
あんな事を言う亮だが、敢えて言おう!
出ちまったもんは仕方ない!
不可抗力だと!
「はぁ何で付き合えたかだったな、正直に言うが、俺にも分からないんだ。」
「はぁ? 何で分からないんだよ、お互い何かしら無いとそうはならないだろ?」
亮は何と言ううか、呆れたと言うか、意味が分からないといった顔を向けてくる。
ただ言えるのは、最初の付き合いは…………形だけだった……と言うことだけ……………。
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