海なのだよいろいろと

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「亮には話した事があっただろ、制約と契約の話。 俺はあれを守る為に付き合う事に決めたんだ。」 俺は、あれで麗を悲しませないと言う契約をたてた。 告白を断れば少なからず悲しみは生まれる。 だから……形だけだった訳だ。 「それは昔の話だ、今はそんなの関係なしに麗が好きだからこうしてる。」 その俺の言葉にまだ納得の行かないと言った表情を浮かべる亮。 「これは裕太だけの問題じゃないな、多分だけど伊吹さんにも何かあったんだろ。」 亮はそう言うと持っていたジュースを俺に渡して、頑張れとか抜かして来やがった。 要はあれか、麗に聞けば分かるだろと言いたいんだな。 う~ん……聞きづらい感はあるけど、こればっかりは気にしたら負けでは済まないな。 後で聞いてみるか。 まぁ聞いて辛気くさくなるのは嫌だからな。 楽しむべき今は避けようかな。
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