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まぁ何かしらごちゃごちゃしたが、今は案内されたテーブル席に座りメニュー表を見ている。
「とりあえずコーヒーで、麗は好きに頼んでくれていいぞ。」
「うんっ………じゃ……これだけでいい。」
そう言ってメニュー表を指差す指の先には………いたって普通のイチゴパフェ。
あえて言おう、意外に普通だったと。
俺はてっきり特大なものを頼むと予想していたからな。
「すいませーん、コーヒーとイチゴパフェで。」
俺は注文をとる店員もとい斎藤にそれを伝える。
「それでさ麗、ちょっと話があるんだけどいいか?」
「うん………何?」
少し不安そうな顔を向けてくる麗。
不安になんてならなくてもいいのにさ。
「はいお待たせ、まぁゆっくりしてってね。」
またいいタイミングで来るんだな。
そう言う斎藤は眩しい程の営業スマイルを振り撒いて奥へ消えていく。
さてさて………んじゃ昔話に花でも咲かせるかな。
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