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「最初のは……本気じゃなかった………あの母の事故が……ゆぅが関係してるのホントは最初から知ってた、だから……ゆぅに近付いて………この苦しみを返してしまえって…………。」
うん……まぁあれだなぁ超絶暗い話になったな。
麗はまた一口パフェを口に運ぶと続きを話し出す。
「でもね………出来なかった……ゆぅが……わたし以上に苦しんでたから………それからは逆にゆぅを楽にしたいって思って………気付いたら………好きだった。」
俺の苦しみもバレてた訳か、麗に隠し事は出来ないってか?
「麗………俺も似たようなもんだよ。 とは言っても今は違うからな。」
「ゆぅも………?」
「まぁな……隠し事は無しだ、だから話すけど大した問題じゃないからな。」
それから俺は亮に話した事をそのまんま麗にも話した。
「てな訳だけど、今となってはいい思い出だな、なんせ俺は麗が居ないと生活出来ない所まできてるからな。」
それはもうガッチリ胃袋を掴まれたからなぁ。
要は完璧に餌付けされた訳だな………我ながら情けない………。
「うん……ありがと! わたしも……ゆぅが居ないと………夜寝れないからっ。」
それはただ怖いからだよな……俺じゃなくてもいい感じが何とも言えないな。
ま、まぁ気にしたら負けなんだよな…………。
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