22486人が本棚に入れています
本棚に追加
あれからほんの少し時間が流れ流れて…………。
まぁ夏休みが明けただけなんだけどねぇ。
そんで今は夏休み明けて二日目の3限目だ、しかも数学という最悪な科目。
時間的にも昼休みまで後一つの授業があるというやる気が一番出ない時間である。
「寝てんじゃねぇよバカが!」
「うがぁ!? ってぇなコノヤロー加減しろよ!」
なんだコイツは、ちょっとシャーペンを投げただけでこの有様だ。
「せんせー水元くんがやかましいです! コイツの廊下行きを希望します。」
とりあえずバカは廊下に立っとれ的なやつだな。
ボキッ!!
ありゃチョーク折れたよ、勿体ね。
「お前等はいつもいつも騒ぎやがって! まともに授業を受ける気はないのか!」
あちゃー亮のおかげでハゲヤマ先生きれちゃったよ。
あぁハゲヤマってのは萩山って名前でハゲてるから、ハゲヤマな。
「おい亮、何か言い返してやれ。」
「そうだな、先生違うんです! 菊池が後ろからシャーペン投げてきたんです。」
なっ!?
コイツまた余計なことをベラベラと!
「そうか、水元は被害者か、菊池には後から莫大な量の課題をやろう、やって来なかったら単位はないと思え。」
最悪じゃないかよ……ハゲヤマと亮はグルだったのか?
いや…それはいい……だがいつかきっとジョーズの餌食にしてやらぁ!
最初のコメントを投稿しよう!