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そして午後7時を過ぎる頃。
何か用事があるとか言って実家もとい麗の家に行っていた麗が帰ってきた。
右手にさっきまで着ていた服が入っている紙袋を提げて…………。
「ゆぅ……これ似合う?」
少し恥ずかしさを含む顔でおずおずと聞いてくる麗。
「あ、あぁ……かなり可愛い…………。」
いかん………素が出てしまった。
てかこれは仕方無いんだよ!
なんせあの麗が浴衣を装備してんだよ!
「麗……もうちょい近くに来てくれないか?」
とりあえず麗を俺の目の前に移動させる。
そんでもってギュッと抱き締める………。
「ふぇ!? ゆ、ゆぅ……いきなりは………ダメだよ………。」
俺の腕の中でテンパる麗の顔は茹でダコさながらに真っ赤になっている。
これはサプライズで浴衣を着てくる麗が悪いな!
てか、ふぇってなんだろうな。
うん……まぁ浴衣の麗を見れただけで俺は満足だ…………。
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