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先ずは焼きそばかたこ焼き辺りだよな!
「ゆぅ………先ずはあれがいい!」
と麗が指差す先にある屋台は………かき氷?
いきなりデザートで攻めてくるか………‥うん…まぁいいや。
「よし分かった、そんじゃあ買おうか。」
俺がそう言うと元気よく頷いて満面の笑みを浮かべる麗。
癒されるなぁ………いやマジで心が潤うんだよ。
「好きなの頼んでくれ。」
「うん………じゃあ………いちごっ。」
屋台のおじさんが俺と麗を交互に見る。
なんなんだこのおっさんは!
何て思ったのは内緒だ。
「おぉ嬢ちゃんいいお兄さんじゃねぇか。」
ふむふむ、どうやらおっさんの目には俺は兄貴に見えるらしいな。
「違うよ! ゆぅは………大切な旦那さん……だから……………。」
いやいや………おかしいだろそれ。
てかおっさん放心状態じゃないか!
「あ、取り敢えずお金置いときます。」
気まずいのもあり、かき氷を受け取って金を払うとダッシュで離れた。
流石に声がデカいは………周りが静まり返って凝視だからな…………。
「ゆぅ! 兄弟はダメだから!」
「あ、あぁ……当たり前だっての。」
それを言うと笑顔になる麗。
いやはや何故に怒られたんだろうか。
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