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あのインテリメガネの野郎、最後だけ微妙に格好良かった…………ような気がする。
何かとグダってしまったが何とか焼きそば屋に到着。
「おっちゃん焼きそば2つ!」
「1つでいい………。」
あ、そうですか…………。
麗がそんなこと言うからおっちゃん困ってるだろ。
「じゃあ1つで。」
「あい焼きそばお待ち~、嬢ちゃん可愛いからサービスしといたよ!」
うぉぉい! この量はサービスの次元超えてるだろ…………。
だってさ……容器にタワーつくってるんだぜ?
気にせず食べようそうしよう。
てことでおっちゃんに400円払って店を後にする。
「それにしても、何で1つにしたんだ?」
「ん……一緒に食べたいから………ダメ?」
もちろんダメな訳がない!
そうと決まればゆっくり出来る所に行きますか。
「麗……顔赤いぞ。」
「これは………ゆぅのせいだもん………。」
「可愛いから良しとするさ、それじゃあ向こうで食うか。」
「………可愛い……えへへ……ゆぅ……ありがと!」
また嬉しそうに抱きついてくる。
抱き付いた衝撃で若干だが焼きそばのタワーが傾いてしまった………。
これは………ピサの斜塔ならぬ、焼きそばの斜塔だな。
まぁ食べちゃったら関係ないけどな。
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