体育祭だよいろいろと

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あれから色々あった………壊れた麗が夜中に暴走したり………取り敢えず色々だ。 現在HRで体育祭の競技を誰がどれを出るかを押しつけ合っている最中だ。 「はい! 水元亮が全てやれば問題なしです! 伊吹さんもそう言ってます!」 俺は取り敢えずそう叫んでみる。 まぁ何があろうとも通ることのない案だけどな。 「ふぇ? そなの………?」 麗は………うん知らねー。 「そうか、伊吹が言うならありだな。」 「先生間違ってますから! いくら伊吹さんのファンだと言ってもやりすぎです。」 必死な亮はまた面白いな。 とか思ってたら睨んできてるし。 「なんだ? 金ならやらんぞ。」 「金はいい、命をくれ。」 「ふっ、貴様にくれてやる命はない。」 「なら力ずくで頂くまでだ、箒を取れ裕太!」 「笑止! 我がスーパー菊池流に挑もうとは!」 「なめるなよ! 伝説の槍、グングニルに懸けて負けはない!」 どこからか持ってきた箒を持ち教室の後方で対峙する俺と亮。 「「うぉぉぉぉぉ!!!」」 剣と槍が触れ合う瞬間! まぁ両方箒だが。 「止めんかバカどもがぁぁ!」 「「ぐはぁ!?」」 死角からの攻撃? あれは………手裏剣(チョーク)……居たのか…………服部半蔵……………。 「あぁ痛てぇ……亮のおかげで手裏剣が刺さっちまった。」 「チョークだな裕太。」 あの後また怒られてこのざまだ。 まさかまた廊下に立たされるなんて…………不幸だ。
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