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取り敢えず灰にはならなかったが……少しばかり野次が飛んできたりした………。
｢ペアの選択権は女子にあるから男子は祈れ！｣
何やら熱の籠もった声で叫ぶ服部くん………一応は教師なんだけど………もう服部くんでいいや。
それより野郎共からの批判の声がハンパじゃない。
｢黙らんと眉間にチョークが刺さるぞ？｣
馬鹿らしいな、チョークが刺さる訳がないだろ。
ってうわ！？
マジで刺さってる奴が居るじゃんか………たとえチョークでも危険だな。
｢なぁ麗、そろそろ席に戻らないか？｣
｢ん……分かった。｣
てことで自分の席まで戻る事に成功！
麗ときたらずっと抱き付いて離れないから野郎共の視線がグサグサ痛かったんだわ。
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