君と歩く道

体育祭だよいろいろと

それから直ぐペア決めの為に女子だけ紙が配られる。

どうやらその紙にペアになりたい奴を書くんだろう。

｢ゆぅ……書いたよ！｣

何とも元気良さげに麗が紙を見せてくる。

そこには………ゆぅ、と書いてあった………。
まずあだ名の記入じゃあ無理だよな………。

｢麗……多分それだと無理だなぁ、俺でいいなら菊池って書いてりゃ問題ないぞ。｣

｢あ……うん……分かった。｣

よしよし、これで俺の役目は終わりだな。
後は体育祭の熱気やら人ごみを避けれる場所を探すのみだ。

｢よぉし書き終わったなぁ。 回収だ回収！｣

服部くんにより紙が回収され、一番前の席の奴らが開票作業に巻き込まれる。

まぁ俺は麗の一票だけで満足だから気が楽だが、他の野郎共はマジで祈ってるのもいる。