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するとそこには当然のように亮が居たんだが……俺の予想は軽くイレギュラーしてしまったようだ。
「お、おう西井も居たのか、取り敢えず入るよな?」
「当たり前でしょ、後…次私が居るとき時間かけたら……潰すわよ?」
こりゃそこらのホラー映画より迫力あるぞ。
うん、西井が居るときは普通に出よう。
だってまだ潰されたくないからな。
「ゆぅ……どうしたの?」
少し玄関に長居し過ぎたのか、麗が不安げに俺の顔をのぞき込んできた。
「いや何もないよ、ただ西井に潰されそうになった位だな。」
なんて冗談ぽく言ったつもりなんだが……………麗はマジだと思ったようだ。
「いくら綾でも……ゆぅにそんな事したら………怒るから…………。」
ん~この少しお怒り気味の麗はどうしたものか………。
西井は西井で麗にああ言われて落ち込みだしたし。
「なぁ裕太、取り敢えず入るぞ?」
「まぁ、そうだな。何の用で来たのかも知りたいし、麗もそんなに怒ってると可愛い顔が台無しになんぞ。」
「う……うん………。」
よしナイス俺、取り敢えず麗はおとなしくなったし良いとしようか。
ただ代償に頬に手を添えてくねくねする麗が付加された………。
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