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それから何度か休むように言ってはみたものの効果はなかった。
「じゃあそろそろ行くか。」
「分かった………ゆぅ……お弁当作った。」
おぉいつの間に作ったんだ?
俺が部屋でグダグダしている間にか?
まぁいいか……とりあえず弁当をいただくとしよう。
「ありがたく貰わせていただくよ。」
そう麗から弁当を受け取ると、しっかり戸締まりを確認した後家を出た。
外に出てすぐに眩しいばかりの太陽がギラギラ鬱陶しい………。
「暑いな……もうのどか渇いてきたぞ。」
「うん……あつい………。」
「そんなに暑いなら離れようか………。」
「それは嫌………。」
意味が分からん………俺はもう左腕が死ぬほど暑いんだよ………。
「分かった……学校までは我慢するさ。」
「ダメっ……学校でもこれがいい。」
俺に自由はないのか?
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