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ま、まぁ我が自由は後から確保としよう。
そして自由の確保の為学校へと歩き出さんと家を出た刹那!
「おぉ菊地裕太! ぜひ剣道部に! もしくは伊吹さんをぼくにくださっがはぁ?!」
「誰がてめぇにやるか変態がぁぁ!」
ふぅ……いつもの3倍は力を込めてのアッパーカットだ……流石に動けんだろうな。
「じゃあ要くん、自転車は有り難く借りていくぞ。 よし麗、乗れぇ!」
「ん? あ……うん!」
何かしら思案の後、何かを得たのかチャリの荷台に乗ってきた。
しかも丁寧に横向に座り、俺の腹に腕を巻き付けている。
これじゃあ余計に蒸し暑いじゃないかよ………。
まぁこれでスピードは各段に上がる訳だから問題はない。
ただ路上にゴミを捨てたままにするのに気が引けるが仕方ないと諦めよう。
「よっしぁ行くぞー!」
「おー!」
俺の掛け声に後ろで可愛らしく拳を突き上げ合いの手をだしてくれる麗。
このやり取りだけで心が癒されると思うのは俺だけかな?
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