体育祭だよいろいろと

19/48
前へ
/291ページ
次へ
まぁ何やかんやで亮もついて来て、俺たちがグラウンドに向かっている時に要くんを見たが………何かフラフラだったな。 そんでもってグラウンドに着いたはいいが………俺ってどこ行けばいいんだ? 仕方ない誰かに聞こう! 人任せがなんだ! 「よし亮、誰かに聞いてくれ。」 「裕太も分からないのか………分かった誰かに聞こう……ってあれ伊吹さんじゃないか?」 まじかよ、どこだ? あぁ居たな……ちと遠いけどな。 しかも友達と話してる感じじゃないか。 「う~ん少しばかり気まずいな。」 亮は動く気配なし………。 しゃあない普通に呼んでみるか。 「麗~ほらこい!」 両手を広げてあたかも愛犬を呼ぶかのような感じ、もはやムツゴロウスタイルだな………。 もう死ぬほど恥ずかしい………。 どうやら麗も気づいたらしくトコトコ走りながら近づいてくる。 そして……手前で少しばかり減速して抱きついてきた………。 「ゆぅ……どしたの?」 抱きついたまま俺の顔をみてくるから自然と上目遣いになる訳で。 「あ、そうだったな、俺たちってどこに行けばいいんだ?」 「ん? ここだよ……?」 へ? ここ? あぁどうりで見たことがある顔があるわけだ。
/291ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22486人が本棚に入れています
本棚に追加