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まぁ何やかんやで亮もついて来て、俺たちがグラウンドに向かっている時に要くんを見たが………何かフラフラだったな。
そんでもってグラウンドに着いたはいいが………俺ってどこ行けばいいんだ?
仕方ない誰かに聞こう!
人任せがなんだ!
「よし亮、誰かに聞いてくれ。」
「裕太も分からないのか………分かった誰かに聞こう……ってあれ伊吹さんじゃないか?」
まじかよ、どこだ?
あぁ居たな……ちと遠いけどな。
しかも友達と話してる感じじゃないか。
「う~ん少しばかり気まずいな。」
亮は動く気配なし………。
しゃあない普通に呼んでみるか。
「麗~ほらこい!」
両手を広げてあたかも愛犬を呼ぶかのような感じ、もはやムツゴロウスタイルだな………。
もう死ぬほど恥ずかしい………。
どうやら麗も気づいたらしくトコトコ走りながら近づいてくる。
そして……手前で少しばかり減速して抱きついてきた………。
「ゆぅ……どしたの?」
抱きついたまま俺の顔をみてくるから自然と上目遣いになる訳で。
「あ、そうだったな、俺たちってどこに行けばいいんだ?」
「ん? ここだよ……?」
へ? ここ? あぁどうりで見たことがある顔があるわけだ。
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